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手術当日 

いよいよ手術です。

始発電車にのって出かけました。息子はベッドに横になりうとうとしていました。下剤の影響で何回かトイレにいったようで、これからまた最後の浣腸があるのでそれを待っているところでした。

先生が見えました。いつもと変わらぬ明るく笑顔で「大丈夫ですよ。ちゃんとやりますから安心してください。」と。その笑顔をみて本当に安心しました。

予定よりもかなり送れて浣腸がありました。
その後トイレに行くもなんだか残便感があるようでした。

担当の看護師さんがドキドキしていた二人に、すごく明るい声で「じゃっ 行きましょうか?!」って声をかけてくださり、なんだかその明るさにものすごく救われた気がして。私も、あっ、笑顔笑顔!!ってドキドキをふきとばせました。
そして歩いて手術室に向かいました。途中またトイレに・・・。


今日は手術が多い日らしく次々と手術室に入っていく人達がいました。


手術室の前で握手をしました。なんだかじーんとなってちょっと泣いてしまいましたが、息子が心配そうな顔をしたので、いけないいけないと笑顔に!

そして元気に手を振って息子は入っていきました。息子が中待合にいるのが見えてたので、見えなくなるまで何回も手を振りました。中で帽子をかぶってる姿がみえました。





息子は小さい頃泣き虫で、よく弱音を吐いたりする子でしたが、強くなったなと感心しました。最初入院した時には、嫌で嫌で、夜中に逃げ出して帰ってきちゃうんじゃないかとさえ思ったぐらいでしたが、自分を見失うことなく、私達の決めた決断に納得して信じて従ってきてくれたことに・・・感謝の気持ちのようなものを感じました。今日までがんばってくれてありがとう。そして手術がんばれ~! 背骨よがんばってくれ~って思いました。


夫が下の子を送り出して手術が始まってから到着しました。
待合室で今朝の様子など話して待っていました。
看護師さんが手術終わりましたから、連れにいってきますねとの報告。3時間半でした。

ICUにはその日の手術で一番重症な患者さんが入るそうで、息子は入らないことになりました。
ナースステーションの隣の部屋に移動になりました。

点滴を両手につけて、酸素マスク、血抜きのドレーン、尿道からの管、心電図のような(?)小さなモニター、足には血栓症予防の運動器具をつけてベッドに横たわっていますが、すでに麻酔から覚めていました。

部屋に入っていくとすぐに、「お母さん元気だった?」との質問(笑)元気だったよというと。看護師さんが、ずっとお母さんのこと心配してたもんね。って。息子に「手術室に入る時に泣いたりするから心配だったんだよ。泣いたらだめじゃん。」と叱られました。反対に息子に心配されてたなんて・・・またまた駄目駄目な母親ですね。
先生のことは心から信頼してたから手術は不安じゃなかったけど、一人で手術室に入って行く様子が・・・ちょっと寂しいかなって思っちゃって・・・と話ておきました。子供は親の顔色一つでいろんなことを思うものですね。しっかりしなくては。


程なくして主治医からの説明がありました。手術着の先生はスポーツでもしたように汗をかいたようで、でも一仕事終わらせたという感じの清々しい様子でした。術後のレントゲンを見せてくれて、しっかり骨が固定されてロッドの様子もよくわかり、固定した箇所がまっすぐになっていました。

手術自体は2時間ぐらいで終了したそうでした。出血は少なく手術中で出た血液を洗ってまた輸血したので自己血は使わなくて済んだそうです。大体200ccぐらい再利用で輸血したそうでした。そんなことが出来るなんてすごいです。
麻痺もなく無事に終わりましたとのご報告をいただきすごく嬉しかったです。一緒に担当してくださった先生も、相変わらずニコニコで、本当にいつも明るい雰囲気です。

息子は痛いと時々言ってモルヒネを押していましたが、それほど苦痛ではないようでした。足もちゃんと動かせます。
ただ左腕が痛いと言っていて、先生には、手術中にうつ伏せだったので、その時の格好で何か痛みがでてるのだろうから、麻痺とかそういった類のものではないから、腕を時々動かすようにして様子を見ましょうと言われました。1~2日程でその痛みは消えました。

看護師さんは最初は10分おき位に熱を測ったりチェックしていました。熱は大体37度代でした。38度5分以上出なければ心配要らないとのことでした。

麻酔の影響で吐き気が出たりする事もあると言われていましたが、手術時間が短かったせいもあったのか、まったくそういう症状はありませんでした。

酸素マスクの中で鼻がむずむずするそうで、くしゃみがでると骨に響きそうなので、時々あわててティッシュで拭いたりしました。(笑)

それと口が渇くようで、まだお水は飲めないので、大き目の綿棒のようなもので口の中を湿らせました。


またまた血液のことでは驚きましたが、傷の血抜きで溜まった血をその場でろ過して輸血しました。自分の出した血は出来る限り再利用できるってすごいですね~。



モルヒネのせいでうつらうつらしていましたが、よくしゃべっていました。でも後で話すと、病室に来てすぐに言ってたことはほとんど記憶にないらしいです。すぐに携帯みたい~といって特別に婦長さんがOKしてくれて一瞬だけメールチェックさせてもらったのですが、それも憶えてないようでした。(笑)

夜八時には水を飲んでいいとの許可がでました。

9時には夫は明日に備えて帰り、私は一泊付き添いすることにしました。


看護師さんが手際よく足の下にタオルを差し込んで、少し高くしてくれたり楽にしてくれました。それでも足がだるいというのでマッサージを度々してあげました。

夜も足がだるいとか、のどが渇いたなどでほとんど気になってうとうとするぐらいの状況でしたが、大きな変化はありませんでした。夜中にも担当の先生が見に来てくれていました。


術後痛みのスケールを退院するまで使うようになりました。
こういう形で痛みを表現すると分かりやすいですね。




      ・・・・・・・・・・・・・・・

後で聞いた手術室での状況です。

ドラマでみたような天上からの沢山のライトが綺麗でちょっと感動したようでした。(余裕がありますね)
そして麻酔科の先生が手の甲を脱脂綿みたいなもので強く数回擦り、何かが付いていたらしいですがすーっとしたそうです。そしてそこの感覚がスーッとして麻痺したようになったところで局所麻酔の細い針の注射をして、そこに太い針をさし、点滴で麻酔薬を入れていったようです。(申し訳ありませんが息子の状況説明なので正確かどうかは定かではありません。)
そしてその間もう一人の麻酔科の先生が、他のモルヒネやモニターなどの器具をセットしながら、リラックスさせるようにいろいろ話かけてくれたようです。麻酔の点滴が始まると、目をつぶってリラックスしてねといわれ・・・記憶はそこまでだそうです。



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[2008/02/29 17:46] 術前 | トラックバック(-) | CM(0)

入院三日目 

朝行ってみると、シャワーを浴びて髪の毛も洗ってすっきりしていました。

今日は注腸食といって繊維質のない食事になりました。

おやつも制限されました。緊張から食欲がないようでした。
うっかりスタバのフラペチーノなら繊維質などないからいいのかななんて・・・飲ませちゃいました・・・。看護師さんに
それはちょっと・・・と苦笑されました。またまた駄目な母親です。(滝汗

お昼と夜には下剤を飲むのですが、薬が水にとかしてあってすごく飲みにくいようで一回は飲めなくて吹いてしまったようです。

午後になり麻酔科の先生が説明に来てくれました。ここで息子が痛みに弱いので(何回言ってることやら・・・)とお話すると、笑顔で痛みに強い人なんていませんから大丈夫ですよと優しいお言葉。

この病院の中でも一番太い針を使うそうで、場所は手の甲です。点滴のような感じで麻酔を入れていくそうでした。その後もその針を抜いたりさしたりしないでいいように、そのまま水分用などの点滴に使っていくとか。またその太い針をさすのに局所麻酔をしてさすので、痛みはできるだけ感じないようにしてくれるそうでした。

術後のモルヒネの使用法などについても説明もありました。
手元にモルヒネ用のスイッチを持たせるので、痛いときに押していいそうです。連打しても大丈夫だけれどある一定の量以上は出ないようになってるので安心して連打してくださいとのこと。痛みが酷ければまた量も増やしていくこともできるし、座薬や飲み薬などを使い痛みの軽減には最大限の努力するので、安心してくださいとのこと・・・とにかくこの点が一番気になっていたのですごくほっとしました。



夜には浣腸の予定でしたが心配でした。私は出産前に始めて経験したのですが出産よりも辛かった・・・といったら大げさかもしれませんが・・・あれは本当に辛かったです。(笑)
だから我慢してくださいって言われるけど、すぐに行きたくなるから大丈夫だからとかやたら詳しく説明しておきました。(笑)

家に帰ってから届いたメールでは「終わった」と簡単な一言。えー!!? 辛かったでしょ? ってきいても「別に~」でした。やっぱり人それぞれなんですね。


後で聞きましたが、この夜は寝る前に、入院前にみんなからもらった物を出してみたそうです。お守りは部屋にさげて、リストバンドをはめて、時計も500円玉もだして、下の子が貸してあげるといって私がもっていった、サッカー選手がよく首にかけている・・・ゲルマニウムでリラックスさせる首飾りみたいな物(名前忘れました)もつけたり・・・。なんだか可愛い奴です。



[2008/02/29 07:50] 術前 | トラックバック(-) | CM(4)

入院二日目 

手術前に深呼吸の練習をするように言われていましたが、どうも胸式呼吸ができませんでした。腹式はできるのですが・・・。なので練習する道具があるとのことで入院した日に看護師さんからの指示で購入しました。

プラスチック製の筒状のもので呼吸する時に負荷がかかるようになっています。なんとも面白い音がする道具です。

手術後は全身麻酔の影響で肺に負担がかかるようで、無気肺や肺炎になりやすくなったりするそうです。そのため深呼吸の練習が大切だそうです。

それを一日に10回ぐらいやってくださいといわれました。帰りたいを連発している息子でしたが、昨夜ちゃんと練習していたようです。ちゃんと手術に向かう気持ちになっているんだなと感心しました。偉いねって思わずほめちゃいました。


婦長さんが覗きにきてくれて、またここでも痛みに弱いということをお話したら、婦長さんの息子さんも同じですと言ってくださり、痛いって叫んでもいいのよと、ただどこがどんな風に痛いとかを伝えてくれたら出来るだけそれを取り除けるように努力しますから安心してね。といってくださり、温かい言葉にほっとなごみました。


この日は主治医からの手術の説明があり、夫も息子も一緒に説明をうけました。
手術にいたる経過、手術の目的、手術による合併症について等、とてもわかりやすく子供にもよくわかる説明でした。骨のモデルを使って、今までとったレントゲンなどの写真も一緒に見せてもらい、過去の手術例のレントゲンも見ることができました。


息子の場合は腰椎型の側彎です。後方からの手術で、下の三つの骨を残し、その上6個を固定することになるそうです。金属はチタンを使います。チタンについての安全性や利点の説明もありました。

息子は合併症のところでは少し怖くなってきたようでした。

先生は言葉のわかる年齢になったら、小さい子供にでも全て説明していますとおっしゃいました。自分でがんばってもらうことだし、もしも何かあって急な処置が必要になった時にも、何が起きたのかをしっかり理解できるし、自分でがんばる意志をもって欲しいとのことでした。

先生のお話には強い自信と確かな技術を感じることができました。初めてお会いして以来、本当に信頼できる先生だとは思ってきましたが、私もこれで何も迷うことなく全て先生にお任せできるという気持ちを固めることができました。

[2008/02/28 19:11] 術前 | トラックバック(-) | CM(0)

いよいよ入院です 

いよいよ入院の日がきまりました。最後の自己血貯血の日に病院から連絡の電話が入っていました。


慌しく前日に入院の準備を整えました。

・きもの式の寝巻き・T字帯(手術後着ました)

・バスタオル数枚(手術後すぐ下に敷いたりして運搬にも使いました)

・前開きの下着(必要かなと勝手に用意しましたが、一回も着ませんでした。)

・タオル(アイスノンを包んだりにも使います。

・ストローつきのコップ(非常に便利!ストロー用の穴の空いたタッパみたいな蓋のついた手つきのコップを買いました。ストローは曲がるストローを長さ調節して切って使いました。ベッドの角度を変えられるようになればもうストローは使わなくなりました。)

・使い捨てコップでホルダーつきのもの(朝食の時や、一人の時間に、コップを洗いに行けないときにあると便利でした。紙コップだけだと倒れやすいのでホルダーつきのものが100均にありました。)

・ウエットティッシュ(ティッシュ式ですぐ取り出せるのが便利でした。術後手を洗いにいけないのでよく使いました。アルコール系の除菌できるものと書いてありましたが、匂いが気になる場合は普通のでもいいと思います。)

・パジャマ(前開きのものを用意しましたが、着物式のものからパジャマに移るときには、下着に普通のTシャツを着ていましたので、かぶり物でも着れそうでした。個人の経過にもよるかもしれません。)

・靴下(術後毎日履いていました。足に血栓症防止の器具をつけるので汗をかくので替えが必要でした。)

・その他 (洗面用具や下着など)



そして、息子が自分でカバンに詰めた物は勉強道具と・・・
祖父がくれた500円玉。これは受験の時カバンに入れていったもので、何しろいろんなことに強運な祖父なのでそれにあやかってといつも何かの時に息子が持っていくものです。

そしてお父さんの腕時計。これは裏についている製品番号が自分が行きたいと思っていた高校の受験番号と偶然同じで、そしてそれを持っていって合格したので、これもお守り代わりです。

そして私の姉がくれたスマップのバスタオルとリストバンドです。スマップの好きな息子に、自分が大事にしていたものをくれました。病院で枕にかけて使ってねと。リストバンドは手術の時にしていけたらして入ってねって。喜んでいました。

そして私の妹が一月に京都旅行した時の金閣寺で買ってくれたお守りです。従兄弟たちもろうそくを使った健康祈願をしてくれたそうです。ありがたいことです。

そんなみんなからの応援の気持ちの篭ったものを自分でつめこみました。



病院について入院受付で手続きをしました。
そして病棟に案内されました。
病棟は古いけど温かい雰囲気だなと思いました。六人部屋ですがベッドは2つ空いていました。

息子は部屋が古いとぼやいていました。(笑)
ベッドは硬めで無圧布団のようなマットでした。

服装は自由でいいとのこでしたので、特に着替えず行った服装のままです。術後も昼間は普段着ですごしました。

棚に衣類をいれたり、テレビカードを買ってきたりしました。

携帯はマナーモードにしておけばメールとかしても大丈夫とのことで息子は大喜びでした。これだと私も助かります。よかったよかった。

食事も普通で間食もOKとのことでした。病院の食事がおいしくないとか文句をいいあんまり食べませんでした。(十分おいしそうでしたが・・・躾がなってませんね・・・反省。)かなり緊張もあるようですし、わがままも少し多めに見ておきました。

看護師さんから手術までの日程表を渡されて簡単な説明をうけました。ここでも痛みに弱いことをお話すると、看護師さんも息子と同じ年のお子さんがいらっしゃるとのことで、男の子は女の子よりも痛みに弱いですね~などの話となりなんだか少しリラックス。スタバの話とかで盛り上がりました。安心してお任せできる感じの方でした。


午後に担当の4人の先生のうちの一人の先生が足の付け根から採血。
自己血を使うにあたって自分の血なのに極まれにアレルギー反応がでる場合があるらしく、念のためそれを調べるための採血とのこと。
かなり痛いようで、先生が行ってから涙を流して痛がっていました。痛いときは痛いっていって泣いていいんだよと涙を拭いてやりました。


その後牽引でのレントゲンを撮りました。さっきの採血のせいで足が痛くてよろよろとしながら歩いていきました。台の上に寝て、首に固定するものをつけてそこを一人の人が抑えて、担当の先生が足を引っ張って撮影したそうです。最終的にどのぐらい柔軟性があるか見るようでした。(これは同じようなものを前の病院でも一回撮りました。)



夕方になり、いろいろ初めてのことで緊張もあり疲れたのか、うとうとしだして・・・起きたときにいないと嫌だからって寝ないからっていいながらも寝ちゃいました。

寝顔をみていて、こんなに痛がりなのに大丈夫かなと・・・こんな大きな手術をさせることが不憫でしかたなくなり、本当にこの決断でよかったのかと弱気になり、息子がうとうと寝ちゃってからは我慢していた涙がでてしまいました。看護師さんにお願いして寝てる間に帰ることにしました。一回寝たらなかなかおきませんから。


家に帰ってからも涙がでてしまいました。
本当にこれでよかったんだよねと自分に問いただしました。自分では決断がまだままならない年齢です。親が決めてやらなくちゃいけないことです。
泣いてる場合じゃない。子供のために何が一番いいのかをよく考え、今してあげられることを最大限してあげようと思い、信頼できる先生に全てお任せするんだと、気持ちを落ち着けて前を向くことができました。




[2008/02/28 08:47] 術前 | トラックバック(-) | CM(2)




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